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整備の状況

1.間伐する竹の選定

実施日程 平成23年10月4日~約2日間
作業人員 3~4名
内容

間伐する竹の選定には次の点に考慮する。竹が密集しているエリアに関しては、葉が重なりすぎると十分に日光が当たらず成長に影響が出る事から、密度を調整する為に優先的に間伐する。

次に、枯竹、大径竹、老齢竹、小径竹、葉が少ない竹、傾いた竹、曲がった竹、傷んだ竹を間伐する。

現場写真
  • 密集エリアは密度を調整する

    密集エリアは密度を調整する

  • 傷んだ竹

    傷んだ竹

  • 密集エリアは密度を調整する

    伐採前:竹が密集した状態

  • 傷んだ竹

    伐採後:整備された状態

2.実証準備(竹林の整備)

実施日程 平成23年10月6日~約3週間
作業人員 3~4名
内容

本事業において、竹粉砕機、耕運機等を使用する事から、重機搬入のための搬入路を確保する目的で山を切り開く。

また、間伐した竹が滑落する事を防ぐために、竹垣の設置も同時に行う。

現場写真
  • 搬入路の確保

    搬入路の確保

  • 竹垣の設置

    竹垣の設置

3.間伐の実施

実施日程 平成23年11月20日~11月25日
作業人員 3~4名
内容

「1.間伐する竹の選定」において定義した条件にあった竹から優先して間伐を実施する。粉砕する際の作業効率を上げるために、切り倒した竹は約3mほどに切りそろえる。

現場写真
  • 長さは3mにそろえる

    長さは3mにそろえる

  • 竹の切断面

    竹の切断面

4.竹の粉砕

実施日程 平成23年11月25日~12月10日
作業人員 3~4名
内容

一般に流通・販売されている竹粉砕機を使用し、間伐した竹を全て粉砕する。
竹の中にはハニカム構造という構造があり、この中に乳酸菌が存在している。
竹粉砕機を使用する事で竹のハニカム構造を維持したまま竹チップを生成し、これを堆肥化して土壌に散布する事で、竹の育成に効果が期待できる。

現場写真
  • 竹のハニカム構造

    竹のハニカム構造

  • 粉砕機を使用

    粉砕機を使用

  • 粉砕される様子

    粉砕される様子

  • できた竹チップ

    できた竹チップ

5.堆肥化

実施日程 平成23年11月25日~12月10日
作業人員 3~4名
内容

前回粉砕した竹チップを利用し、堆肥化を行う。
鶏糞を竹チップに混ぜ合わせ、堆肥とした。鶏糞はリン酸が多く含まれており、竹チップと混ぜ合わせる事でさらに堆肥としての効果が得られる。

また、今回作成した堆肥を竹林の地面表部にふりかけ、土壌の発酵を促進させるために耕運機で耕す。

現場写真
  • 鶏糞と竹チップを混ぜ合わせる

    鶏糞と竹チップを混ぜ合わせる

  • 完成した堆肥

    完成した堆肥

6.タケノコの収穫

実施日程 平成24年1月15日、1月22日  (※以降4月まで継続して実施中)
作業人員 3~4名
内容

タケノコを掘り始める前に、タケノコが左右どちらに根を張っているかを確認する必要がある。タケノコの穂先を見て、穂先が傾いている方に根がある。また、地下茎を傷つけないように細心の注意を払いながら掘り進める。

タケノコの全体が確認できるまで専用のほりぐわで堀り進め、丁寧に根元から切る。

現場写真
  • 竹林でタケノコを探す

    竹林でタケノコを探す

  • 掘り始めの状態

    掘り始めの状態

  • タケノコの全体が見える

    タケノコの全体が見える

  • 収穫したタケノコ

    収穫したタケノコ