準備するもの
- 厚めの段ボール箱1個(40×30×30cm程度)
- 板状にした段ボール(29.5×39.5cm程度)
- 新聞紙 3日分程度(3枚×5~6組)
- ピートモス 12リットル(※1)
- もみがらくん炭 8リットル(※1)
- ショベル等
- 温度計(棒状100度計)
- 箱を乗せる台(苗ケースやキャスターやビールケース等でもOK)
- ゴム手袋
- ガムテープ(布製)
分量はすべて標準サイズの量です
(※1) ピートモス12リットルともみがらくん炭8リットルか、または竹チップ18~20リットル
組み立て方
1
底はなるべくテープを使わない方法でとめます。
底は密閉しないほうがいいようです。
2
上ぶたを立ち上げ4隅をガムテープでとめます。
上蓋を立ち上げて丈を高くします。
3
段ボールの内側の底、及び壁面に新聞紙3枚をたたんだもので覆い、ガムテープを小さく切ってとめます。
テープを小さく切って使う等、通気性の確保が重要!
4
底が抜けないよう新聞紙3枚を四つ折りにして敷き、さらに板状の段ボールを一枚敷いて補強します。
※通気性を確保することが大事です。
5
布製のキャップを用意する。
6
段ボール容器のできあがり!
基材の作り方
- 大きなビニール袋に「ピートモス」と「もみがらくん炭」を6:4の割合で入れ、かき混ぜます。
- 標準でピートモス12リットル(6升)もみがらくん炭8リットル(4升)程度です。
- その後、先程作った段ボール容器に入れましょう。
- かき混ぜながら水分を調整します。
- 水1リットル程度を少しずつ加え、しっとりする位になればOKです。
※竹チップの場合は竹チップの水分含有量により水の量を調整します。
- ピートモスともみがらくん炭は園芸用品店等で販売されています。
生ごみの入れ方
- 大きな生ごみはなるべく小さくきざんで入れましょう。
- 新しいうちに入れた方がいいようです。
- 塩分のきつい漬物などは水にさらすといいようです。
- 生魚は臭うので、熱湯をかけるといいようです。
- たまねぎの皮などは分解しにくいようです。
- すいかなど、水分が多いものが多量に出る時は2日に分けて入れるか基材を足すといいでしょう。
毎日の管理
- 毎日、または生ごみを入れる度に箱の中をかき混ぜ、空気を入れましょう。
- 温度計で温度を測り、高温(30~50℃前後)を保つよういろんな工夫をしてみましょう。
- 必ず箱にふたをしましょう。(防虫・防臭・保温のため)
- 生ごみの投入を始めて1週間位で白いカビが出る事があります。これはうまくいっているサインです。
しっかり中に混ぜ込みましょう。数日後から温度が上がってくるでしょう。
- 生ごみを入れない日でも1日1回はかき混ぜて空気を送り込みましょう。
置き場所
臭いはあまりしません。室内でも良いし、雨に濡れない場所ならベランダ、軒下でも大丈夫です。
使用上の注意
- 温度が上がっている時は分解が進んでいる証拠です。基材の温度は50℃位まで上昇します。
- 温度は投入する生ごみの種類によって違い、日によって温度が上下します。
- 温度が低い日が続く時は、様子を見ながら温度を上げましょう。ぬかや油などを入れ、よくかき混ぜておきます。
- 1日1回かき混ぜましょう。発酵には酸素が必要です。下から手でしっかりと混ぜましょう。ダマがあったらつぶしてほぐします。
終了時期
- 生ごみが、1日500g(平均家庭)だとすると、概ね3ヵ月が目安です。
- 温度が上がりにくくなり、表面がべったりした感じになったら終了のサインです。終了したら数日間投入を中止し、いつも通り毎日混ぜます。
その後大きなバケツなどに入れ、ふたをして1ヵ月ほど寝かせて堆肥として利用してください。 - 終了した堆肥は畑の土を混ぜ、寝かせることも可能です。(作物の根には寝かせないで下さい。)この間1~2週間に1回混ぜてやります。
- 箱は傷んでいなければ繰り返し使えます。